最近バッテリーの減りが早いなあと感じたら、バッテリーを無駄に使っていアプリが無いか確認して対策しましょう。
バッテリーを消費する
バッテリーを消費するものとして以下のようなものがあります
- アプリ
- ディスプレイ
- GPSなどの位置情報
- WiFiネットワーク
- Bluetooth通信
GPSやBluetoothなどはバッテリー消費が大きいと以前から言われていますが、それらがアプリとして使われていたりすると分かりにくくなります。
どのアプリがバッテリー消費が大きいか調べましょう。
バッテリー状態
アプリ毎のバッテリー消費を確認してみます
まず「設定」から
少し下にスクロールすると「バッテリー」があります。これをタップ
バッテリーに関する情報が表示されます。
- 低電力モード
- バッテリーが待たなくなった時は充電できるまでこれでしのげます。
- バッテリーの状態
- バッテリーの寿命です。80%程度で交換時期 (*1)
- 24時間、10日間のバッテリーのモニター
- バッテリー残量の時間経緯が分かります。ここで急激にバッテリー残量が減っていると要注意です。
使用状況比率
更に下へスクロールすると、各アプリ毎のバッテリ使用状況が%で表示されています。
これは24時間(10日)以内のアプリ毎のバッテリー消費比率です。
アクティビティのフォアグランドとバックグランド
右上の「アクティビティを表示」をタップすると、アプリのアクティビティが分かります。
- 前面処理
- フォアグランドで実際にアプリを見ていたり、画面が表示されていた時間
- 背面処理
- アプリが画面に表示されずにバックグランドで起動しバッテリーを消費していたことが分かります
ちなみに「VLC」は動画再生アプリで、実際45分の動画を観ていたので問題ありません。
例えば、2つの移動経路を記録するアプリですが、ほぼ同じ時間帯に起動させたものです。1つはバックグランドで長時間動作していますが、もう片方はあるところで停止してくれています。当然ながら長時間起動しているものがバッテリー消費が多い訳です。
「設定」に戻って、下へずーっとスクロールするとインストールしているアプリ一覧があります。
バックグランドで動き続けてバッテリーをより多く消費したアプリをAアプリ、他方をBアプリとすると
Aアプリをタップするとアクセス許可の内容が分かります。
位置情報は使用中のみ、バックグラウンド更新はオンです。この更新をオフにした方がいいかどうかはアプリ次第です。
「位置情報」をタップしてみると、使用中のみ許可に確かに選択されています。
もう一方のBアプリを見てみると、
位置情報が常に許可となっています。この場合、アプリの設定で常に許可が作成されていてそれが選択されています。
通常インストール時にユーザー確認があるのですが、間違って常に許可にしてしまったようです。
まとめ:
これをどのようにした方がいいのでしょうか?
- Aアプリはバックグラウンドで起動し位置情報の取得を続けてしまうのですが、あくまで使用中のみなので使い終わったら終了させる。ただ、バックにいると見過ごすことがあります。
- Bアプリは、インストール時に常に許可を選択してしまっていますが、これは使用中のみに変更したほうがベター。ただしアプリとしては移動していない場合は動きを止めているようで、アプリの挙動としては評価できます。
あくまでアプリのできる事によるため、使えるアプリで残しておきたいならば設定の確認とバッテリー消費を監視しておくことが必要です。
24時間、10日似内の確認
24時間のバッテリーモニターで、このように水色と青のバー表示があります。
0時頃のバーをタップしてみると
この時間は例のAアプリがバックグラウンドで動いていたことが分かります。
水色はバックグラウンドでのバッテリー消費を表しているのですね。
バッテリー残量の下落分がこのアプリで消費されたということです。
また、10日のスパンでも状況を確認する事ができます。
「10日以内」をタップして過去10日間の状況をみてバッテリー消費の大きいアプリを特定できます。
(*1)この「バッテリー」の項目にあるバッテリーの状態につて確認しておくといいでしょう
また、リチウムイオン電池の一般的な長持ちさせる秘訣はこちらから
Refferences:
iPhone、iPad、iPod touch のバッテリーの使用状況について – Apple
iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple
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