ポートレート
ポートレート機能が使える機種は
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone Xs
- iPhone Xs Max
- iPhone XR
以上です(2018年11月)iPhone 7やiPhone 8では使えません。
背景をぼかしてとる写真のことをポートレート(portrait)とみなさん言っていますが、これはもともとは肖像画とか顔写真のことをさしています。意味としては全然違ってきます。
ただAppleさんはポートレートモードと言っているので、顔写真をとる時のモードですよという意味では、たしかにその通りです。
ちなみにportraitの反対にlandscapeという言い方があり、これは風景画をさしています。スマホ関係者は縦画面をportrait, 横画面をlandscapeと言ってますね。
背景をぼかす
実際に撮影した画像を見てその効果を確認して見ましょう。
ポートレート・モードでは確かに周りがピンボケした感じとなり被写体の中心が際立ちます。
ポートレートにすると画面が小さくなるので、その分も考慮して比較のために切り取った画像です。
撮影方法
2. 被写体を中心付近に合わせる、あるいはタップすると枠が出て選択される
3. ある程度被写体から近いと「離れてください。」のコメントが上部に表示される。
逆に遠すぎると「被写体を2.5メートル以内に配置してください。」と表示されます
4. ボタンをタップして撮影
ポートレートライティング
更に、iPhone 8 Plus と iPhone Xではポートレートライティングを設定できます。
- 自然光
- スタジオ照明
- 被写体を明るく照らす
- 輪郭強調照明
- 明るさの強弱を付けて輪郭を強調させる
- ステージ照明
- 被写体にスポットライトを当てる
- ステージ照明(モノ)
- ステージ照明をモノクロ表示にする
そして、これらは撮影中に変更もできますが、ポートレート・モードで取っておけばiPhoneの「写真アプリ」で選択できます。
撮った写真からボカシを外す:
写真アプリから「編集」
ポートレートをタップ
背景のボカシがなくなる
尚、この編集モードは「✔︎」で保存、「X」でキャンセルになります。
それぞれの効果:
自然光
スタジオ照明
ステージ照明
ステージ照明(モノ)
こういう明るい環境下で輪郭が元々はっきりしたものなので輪郭協調などあまり効果はありません
iPhone X のセルフィー写真
このポートレートは背面カメラの機能でしたが、iPhone X は前面カメラもこのポートレート・モードが使えます。(iPhone XRでは背面カメラでこの方式)
自分のセルフィー写真をとる時に使えます。
カメラを背面から前面に切り替え
ポートレートに設定します。
尚、このセルフィーでのポートレートは背面カメラでの方法と異なりますので、効果も全く同じではありません。
ポートレートの仕組み
背面カメラ:
これは見てもらえば分かるようにカメラが2個あります。
1つが望遠の画像を取っておいてメインのカメラと合成しているのでしょう
前面カメラ:
一方iPhne X 系の前面カメラ、TrueDepthと言われていますが、実はカメラの横に複数のセンサーが付いているのです。あの黒塗りの横に長いカメラ部分にはそういう理由なのですね。
それを使って3Dで被写体を認識し、Face ID 顔認証もできます。2次的な機能としてポートレートができるのでしょうか、背面カメラでのぼかしとは若干違いがでます。
Ref:iPhone でポートレートモードを使う – Apple サポート – Apple Support