
飛行機で国内・海外へ出かけるときにiPhoneは使えるのでしょうか?
iPhoneというより、それに付随するApple WatchとかAirPodsなどみんな電波が出るデバイスだから使えない?
という訳でもないようです。使える飛行機の機体によるということのようです。
航空機の電波耐性確認要領
日本では2014年9月1日からの航空法の定めによって無線機器の飛行機内での使用が変更されました(航空法施行規則第164条15)。
それまで「機内モード」にして一切使用できなかったのですね。
ただし、対応できない飛行機の機体もあると言うことです。
基本的な制限内容
飛行機のドアが閉まり、客室乗務員の案内から制限が始まり、
着陸走行後に再び客室乗務員からの案内で制限が解除される。

通信用の「電波を発信する状態」の電子機器
- iPhone(携帯電話・スマホ等)
- AirPods(Bluetoothイヤホン等)
- iPad(携帯型データ通信端末)
- トランシーバー
- 電子ゲーム機
- 無線操縦玩具
- ワイヤレスマイク
- パーソナルコンピューター
- 等々
「飛行機によって」は使える(航空会社の使用機材によります)
- Bluetooth(機器同士の接続)
- WiFi接続(機器同士・機内無線LAN)
- 機外との接続は行わない
「飛行機によって」かつ「使用可能になる状態」にすれば使えるものもある
- 携帯電話、スマホなどを機内モードに設定
- 出発前に機内モードに切り替えておくこと!
- PCの機外との接続機能を停止
- Bluetooth, WiFiの機器同士には使える
機内モード(フライトモード)にするとWiFiやBluetoothもオフになってしまっても、後からオンすれば使えます。
機内WiFiが使えればそこそこ仕事ができるかもしれません

このように使用が緩和されたとは言え、隣の席にペースメーカーを装着した人がいたり、機長が安全運航に支障があると判断した場合や乗務員の判断で使用が禁止されるケースもありますので、絶対ではないことを理解しておきましょう。
JAL
使用機材により制限内容が異なります。飛行機の電波に対する耐性が低い機体は残念ながら制限されます。
- JAL(日本航空)
- JAC(日本エアコミューター)
- J-AIR(ジェイ・エア)
- JTA(日本トランスオーシャン航空)
- RAC(琉球エアコミューター)
- HAC(北海道エアシステム)
使用可能機材 | 使用できない機材 | |
1 | 737-800 | |
767 | ||
777 | ||
787 | ||
2 | DHC8-Q400 | SAAB340B |
3 | CRJ-200 | |
EMBRAER170 | ||
EMBRAER190 | ||
4 | 737-800 | 737-400 |
5 | DHC8-Q400 | DHC8-Q100/Q300 |
6 | – | SAAB340B |
(注:2019年3月の情報です。自分の搭乗する機体を確認しておきましょう。)
Reference: 電子機器類のご使用について – JAL
使用できない機材は古いものが多く、その内退役すると思われます。
ANA
使用機材により制限内容が異なります。自分の搭乗する機体を確認しておきましょう。
だいたいJALと同じようにOKの機体とNGの機体が航空機メーカーの機種であるようです。
機種・シートマップ -ANA
使用可能機材 | 使用できない機材 |
B767-300 (Wi-Fi装着機) |
B767-300 (Wi-Fi非装着機) |
B787 | B737-500 |
B777-200/-300 | |
B737-700/-800 | |
A321 | |
A320 | |
Q400 |
(注:2019年3月の情報です。自分の搭乗する機体を確認しておきましょう。)
Reference: 電子機器の使用制限
その他航空会社
その他の航空会社やLCCは、使用機材の種類があまり多くないせいか比較的シンプルですが、逆に変更の可能性も大きいので各ホームページを確認してください。
スカイマークエアラインズ:
電子機器の使用制限
スターフライヤー:
機内における電子機器の使用制限について
ジェットスター航空:
機内での携帯電話/電子機器の使用について
Peach Aviation(ピーチ):
電子機器類の使用制限について
AIR DO:
機内での電子機器の使用について