OR |
iPhoneで使うイヤホンは、AirPodsだけでしょうか?Apple Storeには他のイヤホンやヘッドセットがあるのですがどう違うのでしょう。BeatsXとPowerbeats3 WirelessというBletoothイヤホンを比べてみました。
Beats by Dr.Dre
BeatsXとPowerbeats3 WirelessはBeats by Dr.Dreのブランドです。アメリカではこだわったデザインと音質で高いシェアを持っていたのですが、2014年にAppleによって買収されました。
スタイルと色
それぞれのスタイルと色について見てみると、AirPodsが完全ワイヤレスということが大きな違いです。
カラーバリエーションもAirPodsは白しかないので、ちょっと目立つので苦手な人もいるでしょう。うどんだのチンアナゴとか言われてしまいます。BeatsX(ベッキーがCMで宣伝していましたが)には黒もあります。
Powerbeats3はツートンカラーのバリエーションがたくさんありますが、会社でしていると睨まれそうな気がします。それに実物はイヤーフックなどで「ちょっとでかい」という感じがしました。これはどんな耳の構造にも対応させるためでしょう
Model | AirPods(第2世代) | BeatsX | Powerbeats3 Wireless |
完全 ワイヤレス |
〇 | X | X |
装着方式 | インナーイヤー型 | インイヤー型 (カナル型) |
イヤーフック インイヤー型 (カナル型) |
カラー | ホワイト | ブラック サテンシルバー |
ブラック 他バリエーション |
AirPodsがインナーイヤー型つまり開放型であるのに対してBeatsXとPowerbeats3 Wirelessはカナル型なので密閉型です。(Appleはインイヤー型と言っていますが分かりにくい)
カナル型が苦手だが開放型は耳から落ちそうだという人はイヤーフックの付いているPowerbeats3 Wirelessがいいかもしれません。イヤーピースを緩めにするなどできそうです。
カナル型のメリットデメリット:
- 音漏れが少ない
- 外の雑音が聞えない
- 聞こえないことで人にぶつかったりするデメリットもある
- 低音と細かな音の表現力
- 長時間つけていると疲労感
- 個人的にこれがあるので長くはできない
- イヤーピースで装着感を調整
- 個人の耳の違いに対応するため
インナーイヤー型のメリットデメリット:
- 解放型なので空気感も感じ取れるような臨場感がある
- 長時間つけても疲労感が少ない
- 音漏れしやすい
- 特にAirPodsは密着性を上げるための空気抜き穴がある
- 個人の耳の形でまったく合わない人もいる
音については、iPhoneにはイコライザがついているのである程度調整できますので、低音を強調したりそれなりに可能です。
また、ジョギングなどをすると落ちやすいと感じます。これはどうも個人差があるので、
iPohneについているEarPodsがうまく耳に装着できない人にはAirPodsは同じような形状なので向いていません。
音質
dB SPL(音圧) 特性を計測しているところがありました。RTINGS.com
低音が良くないという意見を聞くのですが確かに90Hz以下ではレベルが下がっています。
Reference: AirPods Frequncy Response
iPhoneに付属している有線のEarPodsもこのような感じでほぼ似た特性で、AirPodsと比較してもそれほど大きな差がないように思えます。(個人的には)
Reference: EarPods Vs AirPods Frequncy Response
BeatsX:
これを見るとBeatsXはTrebleで少しレベルが下がりますがBass領域を含めて全体的にフラットです。
AirPodsと比較して低音のレスポンスはいいようです。
イヤーピースは意外と重要で、耳にフィットさせればそこそこの音を楽しめそうです。
Reference: BeatsX Frequncy Response
こちらの周波数特性です。
Reference: Powerbeats3 Wireless Frequncy Response
一応、iPhoneのミュージックアプリにはイコライザ機能があるので、多少低音を上げたりは出来ない事はないです。
バッテリー
バッテリーがどのくらい長持ちするのかは気になるところです。
Model | (新型)AirPods | BeatsX | Powerbeats3 Wireless |
充電再生時間 | 5時間再生 充電ケース使用で 24時間持続 |
最長8時間持続 | 最長12時間持続 |
充電時間 | 15分で3時間再生 or 2時間以上の連続通話 |
5分の充電で 約2時間再生 |
5分間充電で 1時間再生 |
充電方式 | 充電ケース Lightningケーブル ワイヤレス充電 |
付属の USBケーブル |
付属の USBケーブル |
AirPodsは充電ケースを持っていれば24時間使えるようですし、BeatsXなど5分程度の充電でそこそこ充電できるようです。
また、AirPodsの充電ケースはワイヤレス充電方式にすることをは発表しているので、そのうちにそういうモデルが出るかもしれません。
機能比較
それぞれメインのプロセッサはAppleのW1チップを使っているので、他のBluetoothイヤホンよりはiPhoneとの親和性はあります。
Model | (新型)AirPods | BeatsX | Powerbeats3 Wireless |
Bluetooth互換性 | Bluetooth5.0 | Bluetooth4.0 | Bluetooth4.0 |
メインプロセッサ | Apple H1チップ | Apple W1チップ | Apple W1チップ |
Siriとの連動 | Yes ダブルタップ “Hey Siri” |
Yes RemoteTalkリモコン |
Yes RemoteTalkリモコン |
電話通話(マイク) | Yes | Yes | Yes |
取り外し検知 | Yes | No | No |
機能としては同様のことができますが、やはり細かな左右毎の設定などはAirPodsの方がいろいろできます。AirPodsの操作いろいろ
Powerbeats3 Wirelessのいいところがありませんが、これは耳にフィットさせることのできるイヤーフックがポイントですね、動きの激しい場面でも落ちにくいでしょう。
自分にあったものを選んではどうでしょうか?
完全ワイヤレスなのでバッグの中で線が絡まることは一切ありません
References:
AirPods – Apple
BeatsXイヤフォン – Apple
Powerbeats3 Wirelessイヤフォン – Apple
Powerbeats3 Wirelessイヤフォン Only at Apple
ワイヤレスイヤホン「AirPods」に新製品登場か?–Appleニュース一気読み